416-01|Excel MEDIAN関数の使い方|一連の数値の中央値を求めるための関数

ExcelのMEDIAN関数は、一連の数値の中央値を求めるための関数です。中央値は、データセットの中央に位置する値であり、データの分布を把握するのに役立ちます。このブログでは、MEDIAN関数の使い方とその活用方法について詳しく解説します。

目次

関数の説明

MEDIAN関数は、指定された数値のリストの中から中央値を返します。中央値は、データセットを昇順に並べたときに中央に位置する値です。データのばらつきが大きい場合でも、中央値を使用することでデータの中心を把握できます。

関数

対応バージョン

Excel 2003以降

構文

=MEDIAN(number1, [number2], ...)

引数

引数説明
number1必須。中央値を求める最初の数値または範囲。
[number2]任意。中央値を求める追加の数値または範囲。

関数作成のポイント

  • MEDIAN関数は、数値のリストまたは範囲を昇順に並べたときの中央の値を返します。
  • データセットのサイズが偶数の場合、中央の2つの値の平均を返します。
  • 欠損値や文字列は無視されます。

関数活用のポイント

  • データのばらつきが大きい場合でも、中央値を使用することでデータの中心を把握できます。
  • 極端な値(アウトライア)がデータセットに含まれている場合、平均値よりも中央値の方がデータの中心をより正確に表すことができます。
  • 財務データや統計分析において、データの中心を理解するために利用されます。

使用例

サンプルデータ

AB
データ
15
212
318
423
529
634
741
845
950
1053
1158

サンプル式

=MEDIAN(B2:B12)

この式は、B2からB12の範囲内のデータの中央値を計算します。

結果:

29

B2からB12のデータを昇順に並べると、中央に位置する値は29です。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。

【Excel】練習用サンプルデータ(例題)をダウンロード(無料)

まとめ

MEDIAN関数は、データセットの中央値を簡単に求めることができる便利な関数です。データのばらつきが大きい場合や極端な値が含まれている場合でも、中央値を使用することでデータの中心を正確に把握できます。

関連のある関数

関数説明
AVERAGE指定された数値の平均を計算します。
MODE指定された数値の中で最も頻繁に出現する値を返します。
STDEV指定された数値の標準偏差を計算します。
QUARTILEデータセットの四分位数を返します。
PERCENTILEデータセットの特定のパーセンタイル値を返します。

以上がExcelのMEDIAN関数に関する詳細な解説です。これらの関数を活用して、データセットの中心や分布をより深く理解し、正確なデータ分析を行いましょう。

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