Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

415-01|Excel FREQUENCY関数の使い方|データセット内の数値が特定の範囲にどれだけ出現するかを数えるための便利なツール

ExcelのFREQUENCY関数は、データセット内の数値が特定の範囲にどれだけ出現するかを数えるための便利なツールです。特に統計分析やデータの分布を把握する際に役立ちます。このブログでは、FREQUENCY関数の使い方とその活用方法について詳しく解説します。

目次

関数の説明

FREQUENCY関数は、データセット内の数値を特定のビン(範囲)に分け、それぞれのビンに含まれる値の数を返します。これは配列関数であり、結果を複数のセルに表示する必要があります。

関数

対応バージョン

Excel 2003以降

構文

=FREQUENCY(data_array, bins_array)

引数

引数説明
data_arrayデータを含む配列または範囲
bins_arrayビン(範囲)を定義する配列または範囲

関数作成のポイント

  • FREQUENCY関数は配列関数であり、結果を複数のセルに出力する必要があります。
  • data_array は、分析する数値データの範囲です。
  • bins_array は、数値データを分ける範囲を定義します。例えば、10から20の範囲にいくつのデータがあるかを数える場合、その範囲をビンとして指定します。

関数活用のポイント

  • データの分布を視覚化するためにヒストグラムを作成する際に使用します。
  • 統計分析でデータセットの特定の範囲にいくつのデータが含まれているかを調べる際に役立ちます。
  • データの偏りやパターンを確認するのに便利です。

使用例

サンプルデータ

AB
データビン
510
1220
1830
2340
29
34
41
45
50
53
58

サンプル式

=FREQUENCY(A2:A12, B2:B5)

この式は、A2:A12の範囲内のデータをB2:B5で定義されたビンに分類し、それぞれのビンに含まれるデータの数を返します。

結果:

  • 10以下のデータの数: 1
  • 10から20のデータの数: 2
  • 20から30のデータの数: 2
  • 30から40のデータの数: 2
  • 40以上のデータの数: 4

サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。

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まとめ

FREQUENCY関数は、データセット内の数値の分布を把握するのに非常に便利な関数です。この関数を活用することで、データのパターンや偏りを簡単に確認し、より深いデータ分析が可能になります。

関連のある関数

関数説明
COUNT範囲内の数値の数をカウントします。
COUNTIF特定の条件に一致するセルの数をカウントします。
COUNTIFS複数の条件に一致するセルの数をカウントします。
SUMIF特定の条件に一致するセルの合計を計算します。
SUMIFS複数の条件に一致するセルの合計を計算します。

以上がExcelのFREQUENCY関数に関する詳細な解説です。これらの関数を活用して、データセットの中から特定の範囲に含まれる数値の分布を把握し、より正確なデータ分析を行いましょう。

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