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10102|XLOOKUPの使い方完全ガイド!複数条件によりExcelのデータ検索をさらに進化させる【Excelサンプルデータ(例題)|無料ダウンロード】

Excelの新しい関数であるXLOOKUPは、複数条件でのデータ検索を行うための強力なツールです。この記事では、XLOOKUP関数を使って複数条件での検索を行う方法を詳しく解説します。

目次

関数

関数の説明

XLOOKUP関数は、指定された条件に一致する値を返すための関数です。XLOOKUPは複数の条件を指定してデータを検索し、条件に一致する結果を返すことができます。

対応バージョン

Microsoft Excel 2019以降で利用可能です。

構文・引数

=XLOOKUP(❶検索値1&検索値2, ❷検索範囲1&検索範囲2, ❸戻り値の範囲, [❹見つからない場合], [❺[一致モード], [❻検索モード])

   引数      説明
検索値1&検索値2(必須)検索する値は
省略した場合、XLOOKUPは検索範囲に空白のセルを返します。 
検索条件を結合して指定します。
複数の検索値をアンパサンド「&」で結合します。例:(E2&F2)
検索範囲1&検索範囲2(必須)検索する配列または範囲
検索を行う範囲を結合して指定します。
それぞれの検索値に対応する検索範囲を「&」で結合します。例:(A2:A6&B2:B6)
戻り値の範囲(必須)返す配列または範囲
[見つからない場合](オプション)有効な一致が見つからない場合は、指定した [見つからない場合] テキストを返します。
有効な一致が見つからず、[見つからない場合] が見つからない場合、#N/A が返されます。
[一致モード](オプション)一致の種類を指定します:
0 … 完全一致。 見つからない場合は、#N/A が返されます。 これが既定の設定です。
-1 … 完全一致。 見つからない場合は、次の小さなアイテムが返されます。
1 … 完全一致。 見つからない場合は、次の大きなアイテムが返されます。
2 … *、?、および 〜 が特別な意味を持つワイルドカードの一致。
[検索モード](オプション)使用する検索モードを指定します。
1 … 先頭の項目から検索を実行します。 これが既定の設定です。
-1 … 末尾の項目から逆方向に検索を実行します。
2 昇順で並べ替えられた検索範囲を使用してバイナリ検索を実行します。 並べ替えられていない場合、無効な結果が返されます。
-2 降順で並べ替えられた検索範囲を使用してバイナリ検索を実行します。 並べ替えられていない場合、無効な結果が返されます。

関数作成のポイント

  • 検索値と検索範囲を結合して一つの条件として指定します。
  • 検索範囲には複数の範囲を指定できます。
  • 必要に応じてデフォルト値や検索モードを指定してください。

関数活用のポイント

  • 複数の条件を組み合わせて柔軟な検索が可能です。
  • 一致モードや検索モードを適切に設定することで、効率的な検索が行えます。

使用例

例題

ABC
1企業名日付売上
2株式会社A2024/1500万
3株式会社B2024/1300万
4株式会社A2024/2450万
5株式会社B2024/2350万

=XLOOKUP(“株式会社A”&”2024/1”, A2:A5&B2:B5, C2:C5)

❶検索値    : ”株式会社A&”2024/1”
❷検索範囲   : A2:A5&B2:B5
❸戻り値の範囲 : C2:C5

この式は、「株式会社A」かつ「2024/1」の条件での売上を検索し、「500万」を返します。

=XLOOKUP(❶検索値1&検索値2, ❷検索範囲1&検索範囲2, ❸戻り値の範囲, [❹見つからない場合], [❺一致モード], [❻検索モード])

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関数名説明
VLOOKUP指定された値を検索し、対応する値を別のテーブルから取得する関数です。
HLOOKUP指定された行内での値を検索し、対応する値を別のテーブルから取得する関数です。
INDEX-MATCHINDEX関数とMATCH関数を組み合わせて使用し、VLOOKUP関数よりも柔軟な検索が可能な関数です。

まとめ

XLOOKUP関数は、Excelで柔軟な検索と取得を行うための新しい関数です。正確な引数の指定と柔軟な条件設定がポイントです。

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