Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

456|指数関数的なデータの回帰分析を簡単に行う方法|Excel LOGEST関数

ExcelのLOGEST関数は、指数関数的なデータの回帰分析を行うために使用されます。この関数は、データに最も適した指数関数曲線を計算し、結果を返します。統計分析やデータ予測に役立つ便利なツールです。

目次

関数の説明

LOGEST関数は、指数関数の回帰を行い、データに最適なフィットを提供します。この関数は、Y = b * m^X の形式でデータをフィットさせる際に役立ちます。複数の変数に対する回帰分析を行うことも可能です。

関数

対応バージョン

LOGEST関数は、Excelの全バージョンで利用可能です。

構文

LOGEST(known_y's, [known_x's], [const], [stats])

引数

引数説明
known_y’s必須。Yの既知の値のセット。予測に使用する実際のデータ。
known_x’s任意。Xの既知の値のセット。指定しない場合、既知のYのデータ数に基づいて自動的に1, 2, 3,…と割り当てられます。
const任意。TRUE(既定値)であれば、Y = b * m^Xのbを計算に含めます。FALSEの場合、bは1として計算されます。
stats任意。TRUEの場合、回帰統計も返します。FALSE(または省略)の場合、係数のみが返されます。

関数作成のポイント

  • LOGEST関数は、データが指数関数的に成長または減少すると仮定される場合に使用します。
  • 複数のX変数に対する回帰分析も可能で、複数の変数に基づく予測を行う際に有効です。

関数活用のポイント

  • 複数の独立変数を使用した回帰分析に役立ちます。
  • 統計分析やデータ予測で、指数関数的な傾向を示すデータに適しています。

使用例

サンプルデータ

AB
既知のX既知のY
12.718
27.389
320.086
454.598

サンプル式

=LOGEST(B2:B5, A2:A5, TRUE, TRUE)

説明: この式は、A列の既知のX値とB列の既知のY値に基づいて、指数関数的な回帰を行い、回帰統計も含む結果を返します。

(例題)サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。

【Excel】練習用サンプルデータ(例題)をダウンロード(無料)

まとめ

LOGEST関数は、指数関数的なデータの回帰分析に役立つ強力なツールです。特に、複数の変数に対する回帰分析を行う場合や、統計的なデータ分析が必要な場合に有効です。

関連のある関数

関連関数説明
GROWTH指数関数的なデータの予測を行う関数。
LINEST線形回帰を利用して予測を行う関数。
FORECAST.ETS時系列データの予測を行う関数。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次