Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

431-01|データの分散(ばらつき)を計算する|Excel VAR.S関数とVAR関数の使い方

ExcelのVAR.S関数とVAR関数は、データセットのサンプルの分散を計算するために使用される関数です。これらの関数は、統計分析やデータ解析において重要な役割を果たします。本記事では、これらの関数の使い方、引数の説明、使用例を詳しく解説します。

目次

関数の説明

VAR.S関数とVAR関数とは?

VAR.S関数とVAR関数は、データセットのサンプルの分散を求めるためのExcel関数です。VAR.S関数はExcel 2010以降で使用可能で、VAR関数はそれ以前のバージョンでも使用可能です。両関数とも、母集団のサンプルから分散を推定する際に使用されます。

関数

対応バージョン

  • VAR.S関数:Excel 2010以降
  • VAR関数:Excel 2007以前

構文

VAR.S関数

=VAR.S(number1, [number2], ...)

VAR関数

=VAR(number1, [number2], ...)

引数

引数説明
number1必須。分散を計算する最初の数値、参照、または名前付き範囲。
[number2]省略可能。分散を計算する追加の数値、参照、または名前付き範囲。最大254引数まで指定可能。

関数作成のポイント

  • VAR.S関数とVAR関数は、母集団の一部を表すサンプルデータに対して使用します。母集団全体の分散を計算する場合はVAR.P関数を使用します。
  • VAR関数はExcel 2010以前のバージョンでも使用可能ですが、Excel 2010以降ではVAR.S関数が推奨されています。

関数活用のポイント

  • データのばらつきを理解するために、分散を計算する際に利用します。
  • データの範囲が大きい場合、分散を計算することでデータの変動性を評価することができます。

使用例

サンプルデータ

AB
データ
110
220
330
440
550
660
770
880
990
10100

サンプル式

VAR.S関数

=VAR.S(B2:B11)

この式は、B2からB11の範囲内のデータの分散を計算します。

VAR関数

=VAR(B2:B11)

この式も同様にB2からB11の範囲内のデータの分散を計算します。

(例題)サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。

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まとめ

VAR.S関数とVAR関数は、データセットのサンプルの分散を計算する際に非常に便利なツールです。データのばらつきを理解し、統計的な分析を行うために、これらの関数を適切に活用しましょう。

関連のある関数

関数説明
VAR.Pデータセット全体の分散を計算します。
STDEV.Sデータセットのサンプルの標準偏差を計算します。
VARAデータセットに含まれるテキストやTRUE/FALSEを考慮した分散を計算します。
VARPAデータセット全体に含まれるテキストやTRUE/FALSEを考慮した分散を計算します。

このブログでは、ExcelのVAR.S関数とVAR関数の基本的な使い方と活用法について解説しました。これらの関数を使用して、データセットのサンプルの分散を正確に計算し、データの分析に役立ててください。

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