Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

422-01|Excel RANK.AVG関数とRANK関数の使い方|指定されたデータセット内の値の順位を返すための関数

ExcelのRANK.AVG関数とRANK関数は、指定されたデータセット内の値の順位を返すための関数です。特に同じ値が複数存在する場合の処理方法が異なります。本ブログでは、RANK.AVG関数とRANK関数の使い方とその活用方法について詳しく解説します。

目次

関数の説明

RANK.AVG関数

RANK.AVG関数は、指定された数値がデータセット内でどの順位に位置するかを返します。同じ値が複数存在する場合、その平均順位を返します。

RANK関数

RANK関数は、指定された数値がデータセット内でどの順位に位置するかを返します。同じ値が複数存在する場合、それらの値は同じ順位が割り当てられます。

関数

対応バージョン

  • RANK.AVG関数: Excel 2010以降
  • RANK関数: Excel 2003以降

構文

RANK.AVG関数

=RANK.AVG(number, ref, [order])

RANK関数

=RANK(number, ref, [order])

引数

引数説明
number必須。順位を求める数値。
ref必須。順位を計算するための数値の範囲または配列。
order任意。数値の並べ替え方法。0または省略の場合は降順、1の場合は昇順。

関数作成のポイント

  • numberには、順位を計算するための数値を指定します。
  • refには、順位を計算するための数値の範囲または配列を指定します。
  • orderを省略するか0を指定すると、数値は降順で並べ替えられます。1を指定すると、数値は昇順で並べ替えられます。
  • 同じ値が複数存在する場合、RANK.AVG関数は平均順位を返し、RANK関数は同じ順位を返します。

関数活用のポイント

  • データセット内の値の順位を計算するために使用します。
  • 成績評価や競技のランキングを作成する際に便利です。
  • 昇順または降順で並べ替えた順位を計算することで、データの解析や評価が容易になります。

使用例

サンプルデータ

AB
データ
185
290
375
490
580

サンプル式

RANK.AVG関数

=RANK.AVG(B2, B2:B6, 0)

この式は、B2の値がB2からB6の範囲内で何位に位置するかを計算します。

結果:

3.5

B2の値85は、データセット内で3.5位に位置します。

RANK関数

=RANK(B2, B2:B6, 0)

この式は、B2の値がB2からB6の範囲内で何位に位置するかを計算します。

結果:

4

B2の値85は、データセット内で4位に位置します。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。

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まとめ

RANK.AVG関数とRANK関数は、データセット内の値の順位を簡単に計算するための便利な関数です。これらの関数を使用することで、成績評価やランキングの作成が容易になり、データ解析や評価が効率化されます。特に同じ値が複数存在する場合の処理方法の違いを理解して、適切な関数を選択しましょう。

関連のある関数

関数説明
RANK.EQ指定された数値の順位を返します。同じ値は同じ順位が割り当てられます。
LARGE指定された数値の中から第n番目に大きい値を返します。
SMALL指定された数値の中から第n番目に小さい値を返します。
PERCENTRANKデータセット内での数値の百分位数を返します。
QUARTILEデータセット内の四分位数を返します。

以上がExcelのRANK.AVG関数とRANK関数に関する詳細な解説です。これらの関数を活用して、データセット内の値の順位を正確に計算し、効率的なデータ解析を行いましょう。

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