Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

418-01|Excel MODE.MULT関数の使い方|指定されたデータセットの中から最頻値を複数返すための関数

ExcelのMODE.MULT関数は、指定されたデータセットの中から最頻値を複数返すための関数です。最頻値が複数存在する場合に便利で、統計分析やデータ解析において重要な役割を果たします。本ブログでは、MODE.MULT関数の使い方とその活用方法について詳しく解説します。

目次

関数の説明

MODE.MULT関数

MODE.MULT関数は、指定された数値の中から最も頻繁に出現する複数の値(最頻値)を返します。これは、複数の最頻値を持つデータセットを分析する際に非常に有用です。

関数

対応バージョン

MODE.MULT関数は、Excel 2010以降で使用可能です。

構文

=MODE.MULT(number1, [number2], ...)

引数

引数説明
number1必須。最頻値を求める最初の数値または範囲。
[number2]任意。最頻値を求める追加の数値または範囲。

関数作成のポイント

  • MODE.MULT関数は、配列として複数の最頻値を返します。
  • 配列数式として使用する場合、Ctrl+Shift+Enterを押して入力します。
  • 最頻値が存在しない場合、エラー値を返します。

関数活用のポイント

  • データセット内で複数の最頻値が存在する場合に最適です。
  • 統計分析やデータ解析において、データのモードを特定するために使用します。
  • 経営分析やマーケティング調査で、最も一般的な値や傾向を把握するのに役立ちます。

使用例

サンプルデータ

AB
データ
15
212
318
423
518
634
741
818
95
105
1118

サンプル式

=MODE.MULT(B2:B12)

この式は、B2からB12の範囲内のデータの最頻値を計算します。

結果(配列数式):

{5, 18}

B2からB12のデータの中で最も頻繁に出現する値は5と18です。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。

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まとめ

MODE.MULT関数は、データセット内で複数の最頻値を簡単に求めることができる便利な関数です。これを使用することで、複数のモードを特定し、データの中心傾向をより深く理解することができます。

関連のある関数

関数説明
MODE.SNGL指定された数値の中から最頻値を1つ返します。
MEDIAN指定された数値の中央値を返します。
AVERAGE指定された数値の平均を計算します。
MODE指定された数値の中から最頻値を返します(Excel 2007以前)。
LARGE指定された数値の中からn番目に大きい値を返します。

以上がExcelのMODE.MULT関数に関する詳細な解説です。これらの関数を活用して、データセットの最頻値を特定し、正確なデータ分析を行いましょう。

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