413-01|Excel MIN関数とMINA関数の使い方|データセット内の最小値を求める

ExcelのMIN関数とMINA関数は、データセット内の最小値を求めるための関数です。MIN関数は数値のみを対象とし、MINA関数は論理値や文字列も考慮します。ここでは、これらの関数の使い方とその違いについて詳しく解説します。

目次

関数の説明

MIN関数

MIN関数は、指定した範囲内の最小値を返します。この関数は、数値データのみを対象とします。

MINA関数

MINA関数は、指定した範囲内の最小値を返しますが、論理値や文字列も考慮します。TRUEは1、FALSEは0、文字列は0として扱われます。

関数

対応バージョン

Excel 2007以降

構文

MIN関数

=MIN(number1, [number2], ...)

MINA関数

=MINA(value1, [value2], ...)

引数

MIN関数の引数

引数説明
number1最小値を求める範囲の1つ目の数値
[number2](オプション)追加の数値

MINA関数の引数

引数説明
value1最小値を求める範囲の1つ目の値(数値、論理値、文字列)
[value2](オプション)追加の値

関数作成のポイント

  • MIN関数は数値のみを対象とするため、数値データのみが含まれる範囲を指定します。
  • MINA関数は、数値、論理値、文字列をすべて考慮するため、異なるデータ型が混在する場合に使用します。

関数活用のポイント

  • データセット内の最小値を求める際に使用します。
  • MIN関数は純粋な数値データの最小値を求める場合に便利です。
  • MINA関数は、論理値や文字列も含めた最小値を求める場合に役立ちます。

使用例

サンプルデータ

ABC
数値カテゴリデータ
10ATRUE
20B0
30A“5”
40BFALSE
50A“文字列”
60B15

サンプル式

MIN関数

=MIN(A2:A7)

この式は、範囲A2:A7の中で最小値を求めます。結果は 10 になります。

MINA関数

=MINA(C2:C7)

この式は、範囲C2:C7の中で最小値を求めます。論理値と文字列も考慮されるため、結果は 0 になります。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。こちらからダウンロードしてください。

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まとめ

MIN関数とMINA関数は、データセット内の最小値を求める際に使用する便利な関数です。MIN関数は数値データに特化しており、MINA関数は数値以外のデータも考慮します。これらの関数を適切に使い分けることで、正確なデータ分析が可能になります。

関連のある関数

関連関数

関数説明
MAX指定した範囲内の最大値を返します。
MAXA指定した範囲内の最大値を返しますが、論理値や文字列も考慮します。
AVERAGE指定した範囲内の平均値を返します。
AVERAGEA指定した範囲内の平均値を返しますが、論理値や文字列も考慮します。
LARGE指定した範囲内のn番目に大きい値を返します。

以上がExcelのMIN関数とMINA関数に関する詳細な解説です。これらの関数を活用して、データセットの中から最小値を見つけ、より正確なデータ分析を行いましょう。

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