ExcelのMINIFS関数は、指定した条件に一致するセルの最小値を求めるための強力なツールです。複数の条件を適用できるため、データ分析や報告書作成において非常に便利です。ここでは、MINIFS関数の使い方とその活用方法について詳しく解説します。
目次
関数の説明
MINIFS関数は、複数の条件に一致するセルの中から最小値を返します。この関数は、データセット内の特定の条件を満たす値を効率的に抽出し、分析するのに役立ちます。
関数
対応バージョン
Excel 2016以降
構文
=MINIFS(min_range, criteria_range1, criteria1, [criteria_range2, criteria2], ...)引数
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| min_range | 最小値を求める範囲 |
| criteria_range1 | 条件1を適用する範囲 |
| criteria1 | 条件1の基準値 |
| [criteria_range2] | （オプション）条件2を適用する範囲 |
| [criteria2] | （オプション）条件2の基準値 |
関数作成のポイント
min_rangeは数値を含むセルの範囲でなければなりません。criteria_rangeとcriteriaのペアは複数指定することができ、すべての条件を満たすセルが対象となります。criteria_rangeはmin_rangeと同じサイズでなければなりません。
関数活用のポイント
- 特定の条件に基づいた最小値を求める際に使用します。
- データ分析や報告書作成で、特定の条件を満たす最小値を簡単に抽出できます。
- 複数の条件を適用することで、より複雑なデータセットにも対応できます。
使用例
サンプルデータ
| A | B | C |
|---|---|---|
| 商品名 | カテゴリ | 価格 |
| 商品A | A | 500 |
| 商品B | B | 300 |
| 商品C | A | 400 |
| 商品D | B | 700 |
| 商品E | A | 200 |
| 商品F | B | 100 |
サンプル式
=MINIFS(C2:C7, B2:B7, "A")この式は、カテゴリが「A」の商品の中で最小の価格を求めます。結果は 200 になります。
サンプルデータダウンロード
サンプルデータをダウンロードすることができます。こちらからダウンロードしてください。
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まとめ
MINIFS関数は、複数の条件に一致するセルの最小値を求める際に非常に便利な関数です。この関数を活用することで、データセット内の特定の条件を満たす値を効率的に抽出し、分析することができます。
関連のある関数
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| MAXIFS | 複数の条件に一致するセルの中で最大値を返します。 |
| AVERAGEIFS | 複数の条件に一致するセルの平均値を返します。 |
| SUMIFS | 複数の条件に一致するセルの合計を返します。 |
| COUNTIFS | 複数の条件に一致するセルの数を返します。 |
| LARGE | 指定した範囲内のn番目に大きい値を返します。 |
以上がExcelのMINIFS関数に関する詳細な解説です。これらの関数を活用して、データセットの中から特定の条件を満たす最小値を見つけ、より正確なデータ分析を行いましょう。
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